平成23年度路線価が公表-国税庁-
7月1日に平成23年度の路線価が公表されました。全国の最高路線価は26年連続で、東京都中央区銀座五丁目銀座中央通りの2,200万円（1㎡当たり、前年2,320万円）となっています。標準宅地の評価基準額の全国平均は前年対比で-3.1％の下落となっており、都道府県別に見ても全ての都道府県で下落傾向が続いています。但し、その下落幅は縮小傾向が見られます。
また、今回は東日本大震災を受け、震災で大きな被害を受けた地域（指定地域）内の土地の評価は、その取得した時の価額（時価）ではなく、｢震災後を基準とした価額｣によることができるとした震災特例法が施行されています。
指定地域とは、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県の全域、並びに、新潟県十日町市、新潟県中魚沼郡津南町及び長野県下水内郡栄村をいい、平成22年5月11日から平成23年3月10日までに相続、遺贈又は贈与により指定地域内の所在する土地等（特定土地等）を取得した場合には、｢震災後を基準とした価額｣により評価できるものとし、その具体的な評価法等として、平成23年度の路線価及び評価倍率に｢調整率｣を乗ずることで評価できるものとしています。
なお、調整率は、10月又は11月に公表される予定となっています。
詳細は、下記リンクをご確認下さい。
平成23年度路線価
http://www.rosenka.nta.go.jp/
